音楽が嫌いな人はいないと思うのですが、この記事を読まれている方はどちらかと言えば好きな方ではないでしょうか。とは言え、趣味でカラオケで歌ったり楽器を演奏したりする方はたくさんいらっしゃると思いますが、これをいざビジネスにしようという話になると現実感がほぼ無くなってしまうのが実際ではないでしょうか。

一方この教材は、受け身であった音楽出版を自分のビジネスにしてしまおうという内容になっているのです。

引用:http://show-net.jp/facility.html
インディーズという言葉は聞かれたことがあるかと思いますが、そのインディーズレーベルを自分で起こし、配信による楽曲の販売を実施してしまおうというお話です。但し、精神論ではなく具体的な手法を中心にまとめております。単なる読み物ではなく、実際の行動を時系列にまとめています。

また皆さんの立場としても、作曲家、作詞家、歌手、プレイヤー、プロデューサーそれぞれの立場で考えていますので、そのいずれかの中で自分が一番得意としている人として読み進めていっていただければ、音楽出版ビジネスがリアルに実現出来る様にしております。

ですから『開業マニュアル』というタイトルを付けているのです。実際にこのマニュアルを手にして、低コストで実現出来る音楽出版ビジネスにトライしてみませんか?

当社の音楽出版ビジネスを紹介いたします。当社、株式会社音風館は2017年10月より音楽出版ビジネスを開始しました。当社はシステム開発・販売をメインとして2008年に創業を開始しました。実は音風館という社名は、音楽関連ビジネスを念頭に入れて付けた名前だったのです。つまり、いつかは音楽出版をしていこうという意思は創業当初からあったという事なのです。ただ、実施するタイミングを狙っていた為に10年目での実現となってしまったのが実情です。

音楽出版のハードルが下がったのを契機に、過去に作った楽曲と新たに制作した楽曲を合せて4名の歌手について計15曲の配信を実施しております(2019年8月現在)。以下は当社ホームページからの抜粋画像です。
本書ではこれら歌手の方達のスカウトの経緯(いきさつ)や、アプローチの仕方等も記載しております。なので、具体的なマニュアルとしてご覧いただけると思います。

今後のビジネスを考えた時、AIにとって替わられない仕事をしていなければなりません。しかし、そんな職業に就き維持出来る人がどれだけいるのでしょうか?ごく一握りの特異な才能を持った人以外は、誰も該当しないのではないでしょうか。だったらどうしたらいいか、仕事の内容ももちろんですが、仕事のやり方そのものを変えていかなければならないのではないでしょうか。
引用:https://www.krungsrifinnovate.com
大手企業に定年迄勤め上げ、年金生活で悠々自適に暮らす…そんな生活を目標にしていて実現出来るかどうかは甚だ疑問です。まず、努めている企業が存続するとは限りません。公務員に地道に務めていたとしても、公務員制度そのものが改革され淘汰されてしまう可能性だってあるのです。だからこそ、仕事への取り組み方を変えていかなければならないのです。

まずは、サラリーマンの様に常に100%注力しなければならない仕事は避け、不労所得(とまではいかなくても、それを目指せる)を得る事が出来る職業を複数持てる様にしましょう。

例えて言うのであれば、皿回しの皿です。皿回しの人は1枚の皿を力を加えてグルグル回したら、手を離しても皿は回り続けます。そしたら、2枚目の皿を同様に回し、次に3枚目…。回る力が弱くなり落ちそうになったら、少しだけ力を足してあげれば皿はまた勢いよく回り続けます。その皿の1枚1枚がスモールビジネスです。そうすることによりリスクヘッジにもなり、一つや二つのビジネスがダメになっても大きなダメージにはならないということになるのです。

つまり、ある程度労力を掛けてビジネスを回してあげたら次のビジネスにとりかかる、そんなビジネスの一つに音楽出版ビジネスを加えてみて欲しいのです。あなたは、そのまま1枚の皿だけを回していて本当に大丈夫なのですか?

需要と供給を結びつけて収益を得るビジネス、それがマッチングビジネスです。また、供給する要素が不足している場合に、複数の要素を寄せ集めることも広い意味でマッチングビジネスであると考えます。

例えば音楽出版を考えた場合に、良い曲、良い歌詞があってもそれを表現出来る歌手がいなければ楽曲は成立しません。そんな楽曲の要素をベストマッチさせてあげる事、これもマッチングビジネスの一部なのです。

一般の会社員であれば、会社内の社員という要素がうまく機能し合い仕事をこなしていきます。但し、その要素としての社員の立場から言えば、会社内でのマッチング以外は許されません。ずっと会社に縛られて仕事をしなければなりません。

これからのビジネス形態を考えた時に、そんな融通の利かない体制では柔軟に仕事をこなしていくことは難しいと考えます。個々人がそれぞれの得意分野のスキルを伸ばし、お互いに得意な分野同士を結び付け、需要に対応する供給を作っていく、それがこれからの新しいビジネスのあり方だと考えるのです。

ひとつの会社に縛られない形での疎結合(独立性を保ちつつお互いが緩やかに結びつく状態)として、柔軟に、ベストマッチングを提供する。それがこれから求められるビジネスの形であると考えます。そう考えれば、それぞれが持つスキルを柔軟に供給し合える人達が生き残っていける社会になっていくものと確信するのです。
疎結合の時代がやってきました。脳内のシノプスが触手を伸ばすかのように、人々がそれぞれの得意分野を持ち寄ることにより、ビジネスを創出していかなければなりません。そんなビジネス形態の一つとして音楽出版を考えてみましょう。これはひとつのモデルなのです。ひとつのスモールビジネスモデルを経験することにより、皿回しの皿を増やしていく障壁は低くなっていくのではないでしょうか。

スモールビジネスを複数立ち上げていき、お互いに疎結合による供給で収益をあげていく必要性を語りました。

本書はその様な背景を踏まえ、音楽出版ビジネスをひとつのスモールビジネスと捉え、新しい時代にいかに低コストで迅速にビジネスを実践していくかを具体的な開業マニュアルとしてまとめたものです。
 
内容は以下の通りとなっております。
 
1.音楽出版ビジネスの実態
2.ネット時代の今だから
3.当社の音楽出版ビジネスについて
4.あなたはどのタイプ?
5.作曲が出来る人の進め方
6.作詞が出来る人の進め方
7.歌手が出来る人の進め方
8.プロデューサーが出来る人の進め方 
9.印税契約を交わそう
10.いざ配信!
11.宣伝をしよう
12.CDの販売について

なお、作家や歌手と契約を結ぶ際の印税契約書のサンプルを添付しております。
また、今流行りのクラウドファンディングを活用した進め方も網羅しております。

とにかく、音楽が好きでビジネスにしようと考えたことがある方は、一度本書を手に取っていただき、スモールビジネスとして音楽出版ビジネスを始めてみることをお奨めします。考えるよりもまず実践すること、やってみれば何らかの形になるものです。
 

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